順番学研究所のご案内

無料ブログはココログ

トップページ | なぜ、男があまり女が不足するのか。 »

2007年5月23日 (水)

いっそ電池で生きていきたい。

 食事をするのがめんどうでたまらない。今日もまた食べなければならない。じっさい、大してうまいものなど食いたくない。まずいものは食べたくないが、ある程度以上おいしかったら、もう同じにしか思えない。
 いっそ、飯など食わずに済ませられれば、と考えることもしばしばである。いっそ、電池で生きていきたい。
 しかし、そんなこと、できるのか。まあ、できたとしよう。とにかく、何らかの形で、電池パックの交換で食事代わりにできる装置が開発されたと考えてみよう。でも、そもそも、私は何ワットくらいの動力で動いているのか。
 私は代謝量もいい感じに落ちかけてきている30代、デスクワークしかしてない。だから1日の摂取カロリーはたぶん2000キロカロリーくらい。この2000キロカロリーを24時間で消費するということだ。となると、1秒あたりでは、何カロリー消費していることになるのか。

  2000×1000÷(24×60×60)=23.15 (カロリー)
 
つまり、1秒間に平均して23.15カロリーを消費している。1カロリーは、ほぼ4.18ジュールのエネルギーに相当する。よって

 23.15×4.18=96.8 (ジュール/秒→つまりワット)

 つまり、私は96.8ワットのエネルギー消費率で生きている。ざっくり、100ワットといってもいいだろう。
 これを電池でまかなうとすると、どういうことになるだろうか。
 普通、使われる電池のなかで、エネルギー密度が高いのはリチウムイオン電池である。ネットで調べると、重量あたりのエネルギー密度は155ワット時/キログラム、体積あたりだと400ワット時/リットルだそうだ。(出典 http://www.baysun.net/lithium/lithium.html
ここで、「1ワット時」とは1ワットで1時間出力しつづけたときのトータルエネルギー量のこと。1ワット時は3600ジュールということになる。
 私が24時間生きるためには、エネルギーは24×100=2400ワット時が必要である。どのくらいの量のリチウムイオンバッテリーが必要だろうか。
 
  2400÷155=15.48 (キログラム)
  2400÷400=6 (リットル)
 
 なんと、合計15.5キログラム、6リットルの体積の電池が必要だ。食事と同じで1日3回電池交換すると考えても、その3分の1だから、5キログラム強で2リットルの体積のリチウムイオン電池が必要になる。うーむ。なんともめんどうだ。

 ちなみに、ご飯を男性用茶碗によそったときの量である180グラムで、そのカロリーはだいたい260キロカロリーだそうだ。同じだけのエネルギーをリチウムイオン電池で得るためにはどのくらいの大きさの電池が必要だろうか。
 260キロカロリーをジュールに変換すると、1カロリーは4.18ジュールなので、260×1000×4.18=1086800ジュール。1ワット時は3600ジュールなので、108600ジュール=301.9ワット時。リチウムイオン電池の重量あたりエネルギー密度は155ワット時/キログラムなので、ご飯一杯分のエネルギーを電池で得るためには、301.9÷155=1.95(キログラム)、つまりほぼ2キログラムの電池が必要だ。
 つまり、電池vs.銀シャリの重量あたりエネルギー密度比は、1950/180だから、実に10.8倍。ご飯は炭水化物だが、食物のエネルギー密度は脂肪で摂取すれば、炭水化物の倍以上になる。高脂肪食にしたら、この密度比は20以上になるかもしれない。こう考えると、食事をするほうが、電池を交換するよりも楽だろう。仕方がない、今日も飯を食うことにしよう。

 結論:電池で生きるのは、当分、無理。

トップページ | なぜ、男があまり女が不足するのか。 »

エネルギー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トップページ | なぜ、男があまり女が不足するのか。 »