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2007年7月12日 (木)

国立競技場にトイレは何個必要だったか。

 今年は開かれるのかどうか知らないが、何年か続けて、夏にSmapが国立競技場でコンサートを行った。もちろん、コンサートに来るのはほとんどが女性だった。
 さて、そのコンサートには1公演あたり6万人が動員された。公演時間は4時間に及んだという。

 人間はほぼ、1日に1.5~2リットルの尿を排出する。これは、体内で作られた尿が、1分間あたり約1.3ミリリットルずつ膀胱にたまっていくということを意味する。人間の大人が膀胱にためておける尿の量はだいたい最大で500ミリリットルくらい。ということは、最大で6時間くらいはトイレに行かなくても大丈夫ということになる。このように考えると、4時間に及ぶ公演がはじまってから、観客のうちの3分の2以上の人は、トイレに行ったと考えてよいだろう。
 実際にそのコンサートに行ったわけではないが、おそらく、途中に30分程度の休憩があっただろう。コンサート開始後に、トイレに行った観客(たぶん4万人以上)のうち、半分がこの休憩中に行き、後の半分はコンサート終了後に行ったと考えよう。まあ、無理のない仮定といえる。
 つまり、2万人が30分休憩の間にトイレに行ったと考えられるわけだ。女性が、1人1回あたりトイレにかかる時間を1分30秒と考えよう。コンサートに来ていたのはすべて女性だとする。ひとつのトイレで30分間にさばける人数は、30÷1.5=20で、20人。とすると、女性用トイレは合計で、何個必要か。

  20000÷20=1000(個)

 ちょっとした数だ。女性用トイレが極端に狭く、1m四方の面積しかなかったとしても、トイレだけで1000平方メートル(一辺が32mの正方形の面積に相当)が必要。国立競技場の建物面積は33716平方メートル(出典: http://www.naash.go.jp/kokuritu/rikujyou_sisetu.html)だから、1000平方メートルといったら、それなりの割合を占めることになる。実際には通路も必要だし、長い列を成しつつ女性たちが待つスペースも作らなければならない。いずれにしろ、相当な数の仮設トイレが設置されたと考えられる。何個くらいなのだろう。

 では、国立競技場に備え付けの女子トイレは、何個くらいなのか。たぶん、スポーツ施設として利用される場合に必要な数だけしか、設置されていないはずである。国立競技場は、通常5万人収容である(Smapコンサートの際は、アリーナ席も設置して6万人収容とした)。スポーツイベントの際、観客の女性の割合は、半分を超えることはまずないだろう。
サッカーの試合が行われる場合を考えよう。試合はだいたい2時間くらいで終わる。とすると、その間にトイレに行くのは観客の半分くらいだろうか。
 つまり、サッカーの試合が始まってから、トイレに行く女性は収容人数5万人のうちの4分の1、12500人くらい。ハーフタイム中にトイレに行く人は、さらにその半分で、残りは試合終了後に行くと考えよう。となると、結局、15分間のハーフタイムに、トイレに行く女性は6250人。上記と同じ理屈で考えると、15分の間にひとつのトイレがさばける人数は、10人。とすれば、女性用トイレは625個あればいい計算になる。……しかし、ネットなどの書き込みによれば、国立競技場は慢性的なトイレ不足らしく、その点に関しては評判が悪いようだ。おそらく、実際には女性用トイレはもっと少なく、500個以下ではなかろうか。

 smapのコンサートの際には数百個単位での仮設トイレの設置が必要だったと思われる。普段、男性用としているトイレを女性用に転用しても、ぜんぜん足りないはずだ。ほかに場所はないので、アリーナ席の後ろ、トラック上に設置されたのだろう。300個くらいだろうか。
 コンサートに行った人のブログなどを見ると、コンサートでメンバーのソロの曲が始まると、その人のファンではない客は、ここぞとばかりに、トイレに走ったそうである。トイレはやっぱり、足りなかったのだろう。

 こんなことを考えていくと、仮設トイレのレンタルという商売は、かなり儲かるんじゃないかという気がしてくる。

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