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2008年2月

2008年2月 8日 (金)

電車の数字

数のことを考えると、電車というのはネタの宝庫である。私は特に鉄道好きではありませんが、こういう数字について考えていると、電車マニアの気持ちも少しわかる気がする。

●電車には何人乗れるか。
たとえば山手線の定員は何人か、知っているだろうか。数えてみればいい。4つドアの車両は、前後方向にも左右方向にも対称にできている。ということは、車両の座席と吊革の数を4分の1の区画について調べて、それを4倍すればいいことになる。すると、その区画には3人掛けの椅子が1つと、7人掛けの椅子が1.5個(つまり右列と左列に、3つずつある)、吊革は25本くらいある。この合計は、
  3+7×1.5+25=38.5
となるので、これを4倍すると、1両あたりの定員は154名程度とわかる。同じようにして山手線で見かける6つドアの車両(朝は椅子が閉じられているアレ)も同じように数えてみると大体196人くらいが定員のようだ。山手線は11両編成で、そのうち10号車と7号車が6つドア。ということは、1編成あたりの定員は、
  9×154+2×196=1778(人)
ということになる。山手線以外のたとえば総武線や中央線のような電車は10両編成で4つドアの車両のみなので、定員は1540人ということになる。

●1時間あたり多い時で何人くらいが乗降するか
 山手線の場合、多いときでは、一時間に24本の頻度でホームに入るのだそうだ。たとえば、新宿駅で、ラッシュ時に、どの電車からも定員の半分の人が降りてきたとすれば、1時間あたりの降車人数は21336人。内回りと外回りがあるから単純に2倍しても42672人という計算になる。1分あたりに直すと、711人である。
 中央線快速は一時間に30本が運転されるのだという。これも同じように定員の半分の人が降りると考えるとどうなるか。4つドア10両編成なので、降車人数は23100人(中央線は上りが混むときは下りは混まないので、2倍にしないで考える)。1分あたりでは385人。
 実際にはラッシュ時の乗車率は100%を超えているので、これよりずっと人数は多いと思われる。上で計算したのは降車する人の数だけだが、同じだけ乗車人数もいるとすれば倍になる。JR新宿駅の乗降客数は日本一で、一日当たり平均でだいたい76万人だとのこと。

●乗り降りにどれくらいかかるか。
 もし、山手線が150%の乗車率で新宿駅に到着し、そこで半分の人が降りて、あらたに同じだけの人が乗り込んだとした場合、だいたい乗り降りにどれくらいかかるだろうか。
 駅で地道に自分で観察し、計測したところ、一つのドアから無理せずに出入りできる人数は、1秒あたり1.5人程度のようだ。これは乗る時も降りる時もほぼ同じである。ただし、極端に混雑して乗車率が高いときは、降りるのにも乗るのにももっと時間がかかるが。
 山手線は11両編成で、うち6ドアが2両、4つドアが9両なので、ドアの数は合計で48。これを使って定員1778人の1.5倍、2667人が乗り降りすると考えると、この場合は1ドア平均56人が乗降することになり、平均の乗り降り時間は37秒と計算される。しかし、実際には乗客が偏るので、どこかのドアではそれより時間がかかることになる。これを考慮すればと、停車時間は1分程度になるのではないか。まあ、実際ラッシュの山手線を見ていればそのくらいになっている。
 山手線が最大で1時間に24本運転されているとすれば、これは150秒ごとに電車が到着することを意味する。こう考えると、1時間に24本の運転というのはかなりギリギリで、これ以上運行数が増えても減っても、ダイヤが乱れるかもしれない(ちなみに中央線快速の1時間当たり30本というのが実現している秘密は、ホームを2本使っているからだとのこと)。

本日はこんなところで。

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